キナバル山登山 DAY0 準備編

 この記事は2017年08月にキナバル山へ行く準備の様子を記載しています

夏休みの旅行

今年の夏休みは長く取れそうなのでどこか遠くへ行こうと思った。ヨーロッパはテロの危険性があるしアジアかな、と思いつつネパール方面をターゲットに調べていた。しかしネパール方面は航空券が高い、夏休み時期だから高いのは当然である。しかもこの時期ネパールは雨季なのでやめたほうがいいらしい。

そこでターゲットを広げて(有)自然と文化の旅に自分の休暇期間中にキナバル山の山中にあるレストハウスのベッドの空きが無いか問い合わせをした。キナバル山への入山許可は山中の小屋に宿泊予約が取れていないと許可がされないのである。なには無くとも山小屋のベッドの確保が大事なのである。

上記問い合わせの返信で、休み期間中に一つドミトリーのベッドが空いていたのでそこを抑えて貰いマレーシアへ行く旅程を立てる。キナバル山は海外登山初心者にはちょうどいいとこらしい。

自分にとっては初の海外登山で4,000mを超えている山である。富士山に登ったことは無く今まで登った山で一番高い山は旭岳(2,291m)である。なので慎重を期しキナバル国立公園で前泊するプランを申し込む。キナバル国立公園は標高1,500mぐらいの場所にあるので一日そこにいて高度順応をしようと思ったわけである。キナバル国立公園の宿はドミトリーが満室だったのでツイン部屋のシングルユースとなった。2泊分の宿泊と6食分の食事、ガイド料金、入山料金、登頂証明書発行料金、ホテルからの送迎などで66,000円ぐらいとなった。料金を振込して登山関連は確定した。

キナバル山

標高4095mのマレーシアのサバ州にあるマレーシア最高峰です。世界自然遺産に登録されています。
東南アジア最高峰と書いてあるとこも多いけど微妙なところ。地理的にはミャンマー(ビルマ)のカカボラジ山が東南アジア最高峰だと思います。まぁ名山であることには変わりないのでその辺はどうでもいいかな。

キナバル登山の概要

完全管理の山で日本の山のように好き勝手に入山できません。時間になると登山ゲートが閉じられます。キャンプ・ビバークは禁止です。
中腹にある山小屋の宿泊予約が無いと登山許可を出して貰えないので山小屋予約が重要です。少人数ですが日帰り登山で入山許可も出るらしいですが、トレイルランニングのような登り方になると思います。
さらにガイドの付随が必須です。これは安全登山のためとお目付役になります。

国際線・マレーシア国内線の航空券を手配

次に航空券を探す。まずはマイレージを貯めているANAで探すが新千歳発成田乗換-クアラルンプールは12万円ぐらいする。高いのでヤメ。

マレーシア航空が成田からコタキナバルまで直行便を飛ばしているがマレーシア航空には乗りたくない。飛行機一機が行方不明になってどこに落ちたのかわからないというような航空会社の飛行機は乗りたくない。

エアアジアが新千歳からクアラルンプールまでの直行便を飛ばしているのでそれにした。丁度キャンペーン期間中だったので往復で値段も往復で6万円ぐらい(荷物預け料金など全ての金額)。

飛行機はこれだけではなく、クアラルンプールからコタキナバル(サバ州の州都)までのマレーシア国内線の航空券も手配する。これもエアアジアで予約する。荷物預け料金まで含めて往復1万円ぐらいだった。距離にして3,880kmぐらいあるけどこの安さ。支払いはマレーシアリンギット建てで支払う。

外貨両替

札幌の中心部に用があって行ったのでついでに外貨両替する。道銀の外貨コーナーでUSドルに両替。50ドル5,737円也。1ドル114.75だった。まぁこんなもんでしょう。

USドルは保険みたいなもので、日本円から両替できないような場所で使うまたは両替するために用意した。都会や観光地にだけ行くのなら不要だろうけど。

マレーシアの現地通貨であるリンギットはクアラルンプールに到着してから現金両替と国際キャッシュカードからの引出で入手する予定。使う機会が無い手持ちの台湾元も持っていってリンギットに両替してしまおう。

ホテル予約

ホテルはbookingで予約する。
1泊目はクアラルンプールで宿泊する。かなり適当に値段だけで決める。これはちょっと失敗だった。
2泊目と下山後の5泊目はコタキナバルで探す。宿は旅行会社の送迎を受ける関係で指定の送迎可能範囲で探す必要がある。土地勘が無いので無難に空港に近い場所から予算を基準に探す。送迎の範囲に空港が入っているからだ。設備などは問題ないが、空港に近いので飛行機の轟音が聞こえる宿だった。
6泊目はキナバル山の登山後にマラッカで観光したかったのでマラッカの宿を予約する。観光地の真ん中にある宿でアメニティなどがそろっている宿だ。自分にとっては贅沢な宿だった。

旅程が確定

大体の旅程が決まった。
8月11日(金) クアラルンプールへ移動 AirAsia 新千歳AM9:35-クアラルンプールPM4:35
8月12日(土) コタ・キナバルへ移動  AirAsia PM3:50-PM6:30
8月13日(日) AM6:30ホテルに送迎が来てキナバル公園へ移動
8月14日(月) キナバル登山 ラバンラタ小屋泊
8月15日(火) キナバル登山 山頂へ登頂後に下山 下山後コタ・キナバルへ移動
8月16日(水) クアラルンプールへ移動 AirAsia AM10:55-PM1:25 バスでマラッカへ移動
8月17日(木) マラッカ観光 その後KLへ 帰国 Air Asia 深夜便 PM11:35
8月18日(金) AM8:25新千歳 到着

持物の準備

普段の登山なら車にものをどかどかと入れればいいので悩む必要は無いが、飛行機で行くので持っていくものを厳選して運び方も考えなければいけない。かなり悩んで中型のキャリーバッグとザック(キトラパック35)とカメラバックに入れていくことにした。飛行機への預け荷物は予約時に20Kg分の荷物料金を支払っているのでその範囲を超えないようにした。

持って行ったものリスト

カメラ関係

  • キヤノン EOS M5
  • キヤノン EOS M5予備バッテリー
  • キヤノン バッテリー充電機
  • キヤノン EF-M 11-22m
  • キヤノン EF-M 18-150m(ほとんど使わず)
  • モンベルカメラバック
  • 清掃用具(使わず)

登山関係

  • ザック キトラパック35
  • ストック
  • 登山靴
  • 登山ソックス(2足)
  • Tシャツ(半袖山岳用,長袖山岳用)
  • 襟付きのシャツ
  • フリース
  • 雨具
  • レインハット
  • ヘッドランプ(予備電池も持つ)
  • コンパス
  • 水筒
  • トレッキングパンツ
  • グローブ(夏用・冬用)
  • サングラス
  • 十徳ナイフ
  • 日本手ぬぐい
  • セカンドスキン(足保護ジェル)
  • 絆創膏
  • 消毒薬
  • 防寒帽子
  • 防寒タイツ
  • 予備靴紐(使わなかった)
  • シェラフ(使わなかった)

食料

  • フリーズドライ食品
  • カロリーメイト
  • 粉末スポーツドリンク
  • アミノサプリメント
  • インスタント紅茶(飲まなかった)

貴重品

  • 財布
  • 保険証
  • キャッシュカード/クレジットカード
  • パスポート
  • 現金(USドル・円)

その他

  • ポケットティシュ
  • トイレットペーパー(使わなかった)
  • 歯ブラシ・歯磨き粉
  • 髭剃り
  • タオル
  • スマートフォン
  • モバイルバッテリー(使わなかった)
  • 充電機
  • メガネケース
  • メモ帳
  • 筆記用具
  • ゴミ袋
  • 洗濯物干すよう紐(使わなかった)
  • 地球の歩き方
  • 英会話本
  • 帽子(キャップ)
  • 洗濯洗剤
  • 折りたたみスリッパ
  • 折り畳み傘
行動食も日本から持って行ったけど、マレーシアのコンビニでもキナバルの公園内売店でも山小屋でも(高いけど)買えるので特別に日本でしか入手できないようなものでなければ持っていく必要は無いと思う。

泊まる小屋によりけりだと思うが、自分はシェラフは不要だった。備え付けの毛布で十分に温かい。

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